ワインエキスパートを独学で合格へ導く67%逆算ロードマップ

ワインエキスパートを独学で合格へ
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私は2024年、スクールに通わず独学でワインエキスパート試験に挑戦し、一度で合格しました。

その体験を2025年5月のブログに少しだけ書きましたが、独学の勉強方法や学習スケジュールについて、読者の方から2件のお問い合わせをいただきました。

実はその年の夏には、私と同じ紹介会社に登録していた後輩の歯科衛生士と、近所に住む仲の良い友人も受験していたのです。

二人とも飲食店勤務の経験はなく、純粋にワインが好きという気持ちからの受験です。

記事の内容

社会人初心者でも挑戦できた背景

後輩は研修やセミナーに積極的に参加する、意識の高い歯科衛生士です。

紹介会社の忘年会で再会した際、私の合格体験を話したことがきっかけとなり、自分も挑戦したいと話してくれました。

一方、近所の友人は私より年上ですが、気兼ねなくお喋りできるワインバーの常連仲間です。

子育てが落ち着いた段階で資格を取得し、いずれはレストラン働いてみたいと考えていたそうです。

実は2024年に私と一緒に受験する予定でしたが、教本の分厚さに圧倒されて見送った過去がありましたが、私の合格を知り、再び意欲が湧いたようでした。

二人には面識がなかったため、決起集会を兼ねて馴染みのワインバーで初顔合わせを開催。

試験への意欲や現時点の勉強法を語り合い、年明け1月から過去問中心の独学をスタートさせました。

決して余裕のある日程ではありませんが、長期間だらだらと準備するよりも、短期集中のほうが論点を絞りやすいと考え「勝機はある」と感じていました。

ワインエキスパート受験費用と2回受験の判断基準

申し込みは3月初旬から始まります。

期限は7月10日ですが、出願後に送付される教本から出題されるため、二人は4月早々に手続きを済ませました。

受験回数は、1回か2回を選択でき、費用は1回(32,900円)、2回(37,800円)、約5,000円の追加で敗者復活できる仕組みは、多少の負担は感じますが余裕にもつながりますよね。

ちなみに、私は受験回数「1回」で申し込みました。

多少の自信はありましたけど、もし1回目で合格できなかったら1年かけてゆっくり勉強し直すつもりでした。

ですが・・・見事に合格してしまいました (*´∀`*)

話を戻しますね!二人は迷わず2回を選択。

同一会場、同一日程で挑むと決め、二人の学習は中盤へと進みます。

進め方について話し合った結果、私が実際に行った独学の流れをそのまま取り入れることになりました。

勉強する順序や覚える範囲、押さえるべき要点まで、すべて私に委ねたいとのこと・・・

正直に申し上げると、かなり躊躇しました。

私はワイン講師ではありませんし、誰かを合格へ導く立場だと自信を持てるわけでもありません。

それでも、親しくしているソムリエさんの助言も得られるだろうし、自分自身の復習にもなると考え、最終的には引き受けることにしました。

ここまでの流れ
  • 2024年10月:ワインエキスパートに合格
  • 2024年11月:友人も挑戦すると決意
  • 2024年12月:忘年会で後輩も受験すると決断
  • 2024年01月:2人の独学がスタート
  • 2024年04月:受験申し込みを完了

独学ロードマップ|前半はCBT問題集を活用

ワインエキスパート独学で目指す場合、最初から分厚い教科書に取り組むのは効率的とはいえません。

まずは、試験全体の輪郭をつかむことを優先したいと考えました。

二人は私の実践法の通りに、4月末までは教本を開かず、図書館で借りた「CBT方式」の問題集を徹底的に読み込みました。

市販の参考書や問題集は解説が簡潔で、初心者社会人受験者でも理解しやすい構成です。

出題傾向を反映した応用問題も多く、基礎を固める時期にはちょうど良い一冊だと感じていました。

二人は約4か月で6冊を繰り返し再読し、学んだ内容を共有しながら知識を積み上げていきました。

ただ読むだけでなく、理解した内容を言葉にして確認することで、記憶の定着も深まっていきます。

その間、私は日常的に記憶できる、「産地マップ」や「原価率損益分岐点」の計算式を作成しました。

文章だけでは曖昧になりやすい値や地域の位置関係を、視覚的に整理するためです。

そして5月になりました。

いよいよ!分厚い教本と向き合う段階です。

これまでの知識と教本を照合すると、二人は多くの項目を途中まで読んだ段階で理解できていました。

初見で6割程度を把握できる状態は、独学において大きな節目!

暗記中心の学習から、確認と補強の段階へ移行できた証拠ですね。

合格ライン67%を突破する逆算学習戦略

ソムリエ協会は、何問正解で合格とするかという明確な基準は公表していません。

ただ、120問中80問正解が目安と推測されています。

そこで67%を明確な目標に設定し、必要な学習量を逆算しました。

二人が解いた50問形式の答案結果(10回分)から、苦手ジャンルを統計化します。

出題傾向と照合し、優先度の低い範囲を約2割に限定。

その2割は深追いせず、確実に出題される可能性が高いワイン概論やイタリア、フランス関連へ時間を集中させます。

仮に120問中2割を全て不正解と仮定しても、残り96問で85%正解すれば合格ラインに届きます。

計算上は、15問程度の誤答が許容範囲です。

合理的ではありますが、まさに諸刃の剣・・・

出題配分によっては結果が大きく左右されるため、覚悟を持って選んだ戦略でした。

独学でも合格できる弱点分析と再挑戦プロセス

6月3週目からは、私が作成したテキストをAIに読み込ませ、その内容をもとにランダム出題を行いました。

正誤データから苦手ジャンルをリスト化し、その日のうちに弱点を補強します。

終盤に差しかかってからは、答えを丸暗記するのではなく、設問の意図を正確に理解することを重視しました。

また、ワインバーのソムリエさんが温かく応援してくださったことも、二人にとって心強い支えになっていたはずです。

そして、2人は7月の終わりに1回目の試験を受けて・・・

結果は「不合格」でした ( ノД`)シクシク…

結果を聞いた瞬間、「私の学習提案がダメだったのかな?」と頭をよぎり、時間を巻き戻したいと思いましたが、二人は意外にも落ち着いていました。

自信を持って回答できなかった問題が複数あったと振り返り、2回目への手応えを感じていたのです。

その日以降、新たな教材や学習範囲を増やすことはせず、ペースを緩めてランダム出題を継続しました。

正解と不正解の傾向を確認しながら、弱点を一つずつ丁寧に狭めていく日々の繰り返しです。

そして、

お盆が明け、2回目の試験に挑んだ二人は、無事に一次を合格。

後輩は総合評価B、友人はA判定でした。

後輩は歯科衛生士として働きながらの学習でしたから、夜遅くまで机に向かう日も少なくなかったはず。

立派な後輩です。

二次試験までの間、二人はワインバーにも通ったそうです。

ただ飲むのではなく、知識と体験を結び付けることが、最後のひと押しになったように感じています。

そして、10月も半分が過ぎた平日の夕暮れ時、二人のワインエキスパートが誕生しました。

積み重ねた努力は、きちんと形になるのですね。

独学合格に必要な学習設計力

ワインエキスパート試験は、知識を積み重ねるだけで到達できるものではありません。

学習の設計や、どの分野に時間を配分するかという判断こそが、合否を大きく左右すると思います。

私たちは共通して、学習の順序を明確に分けることでした。

序盤は、問題集の反復と重要事項の丸暗記に集中し、CBT問題の出題傾向を頭に入れます。

同時に、過去問から苦手分野を把握し、優先順位を整理しました。

その基礎ができてから、新しい知識を詰め込むのではなく、問題の背景や意図を理解しながら確認し、反復して定着させる流れです。

丸暗記から理解へ。
この段階的な移行こそが、私たちの独学ステップでした。

「諸刃の剣」的な対策は、あまりお勧めできませんが、短期間で受験に臨むのであれば、学習範囲を絞る勇気も戦略の一部だと感じています。

短期集中で勉強する最大のメリットは、何を学習したか頭の中で整理できることです。

たとえば、「1月はワイン概論、2月はフランス、3月前半はイタリア、後半は南半球」など大まかな学習済リストを頭の中で構築してくのです。

逆に、1年前から学習を始めると、自信のある得意分野・概論を繰り返し復習してしまう恐れがあり、気づかないうちに苦手分野を丸暗記で済めせてしまうこともあります。

だからこそ、学習の設計と現在地の確認が欠かせません。

今回の二人も、1回目を終えた時点で確かな手応えを掴んでいました。

独学であっても、学習の設計を崩さずに自分の現在地を見失わなければ、合格ラインが少しずつ近づいてきていると感じられるはずです。

結果に落ち込むことなく、自分たちがどこまで到達しているのかを冷静に見極められていたことが、2回目の合格へとつながったのだと思います。

皆さんも、新しい挑戦を考えているなら、まずは自分に合った設計図を描いてみてはいかがでしょうか。

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