歯科衛生士として働く日々は、笑いと涙の連続。
患者対応、職場の人間関係、手荒れや腰痛…誰もが「あるある」と頷く瞬間を、五・七・五に込めました。
笑って癒される、そして少し励まされる——そんな作品集です。
歯科衛生士の「笑いと共感」川柳20選
歯石飛ぶ 前髪だけが 守ってる
毎日飛び散る歯石との闘い。顔も命がけだけど、なぜか前髪だけが一番の防御力。
「久しぶり」 そして虫歯も 久しぶり
定期検診をさぼる患者さん。懐かしい顔と、確実に進行した虫歯の再会にため息。
奥歯まで 見せぬ患者の ガード力
どんなに優しく声をかけても開かぬ口。信頼を得るまでの距離感は想像以上に深い。
目で語る 「もういいですか」 まぁ~だだよ
患者さんの目が訴えている。目線を合わせるのが辛い・・・
会計時 痛いのどっち? 財布かな?
治療よりも会計で痛がる患者さん。
初日から テンション高い 新人さん
新人さんの明るさはまさに天然の笑気ガス。現場が少し柔らかくなる瞬間ですよね。
模型では 優秀だった あの日々よ
練習用模型は何も文句を言わなかった。現実の口腔は、まるで別世界。
新人に 任せて見守る 胃の痛み
教える立場になって初めてわかる、先輩たちの有難さ。
手荒れより 心の方が 荒れている
痛みはハンドクリームで癒せる。でも理不尽な一言には、塗る薬がない。
午後診後 鏡にうつる 疲れ顔
患者の前では笑顔全開。でも終わった瞬間、鏡に映る自分に現実を見せられる。
患者より 腰が悲鳴を あげている
前かがみの姿勢が日常。治療より先に、自分のメンテナンスが必要かも。
シフト表 希望出しても 通らない
予定表を見るたびにため息。希望休はいつも「幻」扱いの職場あるある。
何度目だ 退職届 書く決意
出す勇気があれば・・・
「忙しい?」 聞かれてさらに 忙しい
この言葉を聞くと、なぜか業務が倍速に。タイミングって本当にあるんです。
心まで 削るドリルの 音がする
あの高音が苦手なのは患者だけじゃない。疲れた心にも響くから。
スマイルも 時給に入れて 頼みます
笑顔は無料じゃない。仕事の一部として磨いていること、わかってほしい。
有給は 毎回削られ 歯石かよ
申請のたびに削られる現実。気づけば心も予定もスカスカに。
院内の 空気も滅菌 したいです
漂う人間関係のもやもや。できることならオートクレーブに入れたい。
仕事好き? 聞かれた時は 沈黙よ
好きだけど、楽じゃない。その沈黙が全部を語ってしまう。
白衣より 心が先に 擦り切れる
清潔であるほど、内側の疲れが目立つ。白衣の白さが少し眩しい日もある。
作者の言葉
この二十句は、歯科衛生士として働く仲間や、SNSで繋がる同業の皆さんから寄せられた“リアルな心の声”をもとにまとめた作品集です。
募集した作品はすべてAIによる盗用チェックを経て掲載しました。
現場の空気感や本音をそのまま切り取った、まさに「等身大の川柳集」です。
掲載にあたっての注意書き(免責事項)
「本作品は、投稿者および編集者によるオリジナル創作であり、既存作品からの転載・盗用はありません。万が一、類似する作品が存在する場合はご指摘ください。」
本川柳集は、現場で働く皆様から寄せられたユーモアと本音を表現した創作作品です。
日々の苦労や喜びを共有し、笑いと共感を届ける目的で構成されています。
作品内容は特定の人物や医院を指すものではなく、誹謗中傷や風評を意図したものではありません。
すべての句は、AIによる盗用・重複チェックを経たうえで掲載されています。
作品の無断転載・再配布はご遠慮ください。
引用や紹介の際は出典として本ページ名を明記してください。
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