女性の歯科衛生士といえば?
好条件を提示する歯科医院に転職を繰り返したり、寿退社や子育てなどで長期ブランクがあったとしても、「再就職先が見つからない!」なんて事はあまり聞かないです。

私は資格を取ってから一度も就職したことがなく、アルバイトで歯科衛生士を続けていますが、その気になればいつでも就職できると思います。(多分)
何故だか分かりますか?
私たち女性歯科衛生士は、いつの日も求人募集が溢れています。
歯科業界専用の求人サイトは幾つもあり、中には就職お祝い金を出す医院も少なくありません。



もちろん、ブラックな職業ではありませんよ。



いわゆる、「人手不足」が何十年も前から続いているのです。



それなら、男性も就職先に困らないのでは?


男性歯科衛生士は少ない?現状と就職のリアルな実態


もちろん、男女雇用機会均等法により「女性限定」なんて広告を見た事はありませんが、歯科医院でドクター(先生)以外に男性スタッフを見た事はありますか?
見たことがあれば、それは大変レアな歯科医院だと思います。
噂でしかありませんが、ドクター以外に男性スタッフが歯科医院で働いていると「患者が減る」って言われています。
だから「男性」は採用されないのだと・・・
もちろん、噂です。
男性の歯科衛生士は毎年誕生していますが、女性と比べると就職採用率は低く、好条件で働ける職場に巡り合う確率も低いと思います。
ただ、少し違った理由で歯科衛生士専門学校に入学する男性もいるんですよ!
私が知る男性歯科衛生士は、就職を決めてから専門学校に入学しています。



むむむぅ?



私とは違って、社会人として働きながら専門学校に通うことが可能な人もいるのです。
分かり易く説明しますと?
それは、歯科関連の商品開発メーカーに勤めている人です。
歯科衛生士を募集している「歯科関係のメーカー」は、結構あるんですよ!
ですから、資格を持っていない新卒の新入社員は、会社の規定に基づき専門学校に通えるのです。
学費は恐らく会社持ちかなぁ?
ですが、夜間学部なので自由な時間は最低でも「3年間」削られます!
男性が活躍する歯科現場
歯科業界で働きたいと思っている男性は、歯科技工士の資格を取る方が多いと思います。



「技工さん」です。
抜けた歯の代わりに、「人工の歯」を作る職人さんのことです。
ですが、歯科技工士というお仕事は「お給料が安い」「残業は当たり前」「化学物質を扱う危険作業」など、あまり良い印象がありません。



華やかな職場とは違いますよね!
平成10年頃の歯科技工士といえば、「開業」「独立」が可能な、『夢のある職業』として人気があったみたいですが・・・
しかし、今では競合会社との価格競争。
さらには、コンピューターが正確な被せ物を削り出す医療機器『セレック』の登場により、今までの仕事を無くす技工所も多いとか?



本題に戻しますね!
男性が歯科衛生士を目指すなら?受験前に確認すべきポイント
それは、
「男子卒業生の就職率と就職先(採用件数)を教えてください」と、願書を出す予定の学校に問い合わせてください。
恐らく教えてもらえると思います。
さらに、その採用数のうち、「学校に届いた求人募集に応募して採用された」のか、「生徒が求人サイトなどから直接応募して、自力で採用された」のか、それぞれの件数も確認しましょう。
後者の数が多ければ、その学校には男子生徒の採用実績が乏しいと考えられます。



ただ、残念なことに、
「出願は女性に限る」専門学校もあるので気を付けてください。



2020年に発表された厚生労働省の統計結果によると、
就業している歯科衛生士14万2760人中、男性はわずか91人でした。


男性の歯科衛生士は本当に需要がないのか?意外なメリットも!
確かに、歯科衛生士は女性が多い職業ですが、男性だからこその強みもあります。
力仕事ができる
・高齢者のケアや訪問歯科でのサポートに有利
男性患者の対応に向いている
・男性患者の中には、女性スタッフよりも男性の方が安心できるという人も
法人経営の歯科医院では採用の可能性が高い
・一般の歯科医院よりも、大規模な歯科グループや病院歯科では男性歯科衛生士の需要がある



実際に、訪問歯科・病院歯科・歯科メーカーでは男性歯科衛生士の求人が増えているという声もあります。



もちろん、デメリットも
男性が「歯科衛生士を目指す」なら知っておくべきリアルな悩みと解決策
男性が全く活躍できないわけではありません。
とはいえ、専門学校では圧倒的に女子が多く、実習先や職場でも「男性は珍しい」と言われることがあるなど、特有の悩みがあるのも事実です。
しかし、こうした課題を乗り越えて活躍している男性歯科衛生士もいます。
男性歯科衛生士の就職先はどこ?歯科医院以外の選択肢も!


男性の歯科衛生士は「就職が厳しい」と言われますが、歯科医院以外にも活躍できる場所はあります。
このように、歯科医院以外にも働く選択肢は十分にあるため、視野を広げて就職活動を進めることが大切です。
歯科衛生士の資格を持てば、「一生仕事の困らない」と言われていますが、まだまだ男性が活躍できる場所は整っていないし、予備情報が少ないと私は感じています。
それでも歯科衛生士を目指すなら、自分に合った学び方と就職先を見極めることです。
「男性でも歯科衛生士として働けるのか?」と不安に思っている方は、まずは専門学校や歯科医院の情報をリサーチし、最適な進路を選びましょう!
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