先日、私のもとにとても印象的なメッセージが届きました。
送信者の方からご許可をいただき、皆様にもぜひ共有させていただきたいと思いますので、内容の一部を抜粋してご紹介いたします。
少しだけ要約はしていますが、内容に関しては事実をそのままお伝えしており、脚色や誇張は一切していません。
ここから
これは年末の出来事です。
私は人材紹介会社を通じて、正社員採用の面接を受けました。
面接には担当者が同行してくれるとのことで、安心して当日を迎えることができ心強かったです。
しかし、面接の2時間前、最寄り駅で合流した担当者の服装を見て驚きました。
ロングワンピースに黒の革ジャンを着ていたんです。
「え・・・本当に?」と思いました。
その後、面接前の打ち合わせをするため近くのカフェに行きました。
紹介会社は事前に医院と打ち合わせをして、医院側の条件や求めているスキルを聞いているはずでしたが、そういった情報は全くなく、私が用意した履歴書と職務経歴書の確認だけ(?_?)
私は、この紹介会社への不安と若干の不満を感じたまま、2人で医院に向かいました。
面接が始まると、担当者は私の経歴や実務経験をスムーズに紹介してくれ、その点は「さすがだな」と感じました。
しかし、会話中にメモを取る際、手帳やメモ帳は持っておらず、おそらく以前に使ったであろう何かの資料(A4用紙)の裏をメモ帳代わりにしてたんだと思います。
さらに、面接が終わった後、何かを確認するためにスマホを取り出したのですが、画面がひどく割れていて、私は「これを人前で出して恥ずかしくないの?」と感じました。
面接を終え、数日が経過して考える事は、面接の事よりも残念過ぎる同行者の事でした。
結局、合否連絡を待たず自ら辞退の連絡を入れました。
管理人さんにお聞きしたいのですが、人材紹介会社ってこんな感じなのでしょうか?正直、こんな担当者が同行するなら、一人で面接に行った方が良かったと後悔しています。
以上
これは不安ですよね!
今回の経験は、非常に残念だったことと思います。
人材紹介会社の担当者には、求職者に安心感を与え、しっかりとサポートする責任がありますが、今回の担当者の対応はその期待に応えるものではなかったようですね!
もちろん、すべての紹介会社がそのような対応をするわけではありません。
紹介会社はそれぞれ異なり、担当者によってもサービスの質が大きく変わることがあります。
そのため、信頼できる紹介会社や担当者を見つけることが、転職活動を成功させるためには重要です。
一人で面接に行くという選択肢もありますが、適切なサポートを受けることで不安を取り除き面接に臨めることも多いと思います。
ちなみに、私が登録している紹介会社も面接の同行はしています。
ですが、場違いな服装ではなく、ビジネス系の濃紺スーツですよ!
紹介会社って個人事業も多いので、利用者の口コミや感想を確認することが難しいんですよね!
ですが、個人事業や小規模な紹介会社だからといって「妥協」してはダメ!!
企業の規模に関係なく、求職者への対応は誠実で信頼できるものであることが大切だと思います。
大きな会社でも、担当者次第で対応が異なることがありますし、小規模な会社でも丁寧で細やかなサポートをしてくれるところは多く存在します。
良い人材紹介会社の見分け方ってあるのかな?
100%完璧な対策ではありませんが、人材紹介を複数の会社から選ぶのであれば、私が考える「消去法」をお試しください。
こんな紹介会社は不安
社名をネットで検索して「あらゆる情報」を入手しましょう!
自社サイト・ブログ・インスタが見つかれば「ある程度」の確認ができると思います。
人材紹介会社は無許可で運営できません
まず最初に、一番肝心な厚生労働省の許可番号を確認しましょう!
私たちが就職や転職で活用する人材紹介業(有料職業紹介許可番号)は必ず厚生労働省の「許可」を受ける義務があり、認可された事業者には「許可証」と「届出受理番号」(職業紹介許可番号)が与えられます。
そして、その許可証や届出受理番号など自社に関する情報は、求人と求職者に的確な表示が義務付けられています。
例えば、「01-ユ 3000●●」が届出受理番号だとすると、最初の2ケタは取得地となり、01は北海道、13なら東京、27は大阪になります。
数字の間に挟まれた「ユ」は有料職業紹介事業を示し、後半の数字は通し番号です。
この、届出受理番号を厚生労働省の「 職業紹介事業・許可・届出事業所の検索」サイトで検索すると、求職者と離職者の人数などを調べることができます。
ただ、この検索結果に表れる数字類は、紹介会社が医院などクライアントに開示する情報です。
しかも、入力は義務でもなく、正確な数字かも判断できませんので、特に求職者が詳しく見る必要は無いと思います。
紹介会社が存在しているのかを確認する程度で大丈夫だと思います。
サイトやブログの更新頻度は?
自社サイトなら「最終更新日」を、ブログなら最後に投稿された記事の「公開日」を確認して、更新頻度をチェックしましょう。
もし、半年以上放置された状態であれば、私はパスします。
既に会社が消滅している可能性もありますよね?
サイトやブログの更新は会社の事務仕事であり、大切な宣伝ツールでもあります。
もし、自分がこの紹介会社に登録しても、いい加減な事務処理をされるのではないかと不信に思わないですか?
だから、私ならパスします。
例えば?
アルバイト目的で登録するのなら、紹介会社の事務サポートは必要不可欠です!
全てに該当するわけではありませんが、私が登録している紹介会社では、スケジュール調整・交通費申請・給与明細の発行だけでなく、年末調整や源泉徴収票などの書類を用意してもらえます。
もちろん、面倒な納税関係や保険料控除などの書類も、書き方のサポートをしてもらえるので、とっても助かります。
フリーランスで働く人にとっては有難いですよね!
何度も言いますが、全ての紹介会社が同じサポートをしてもらえるわけではありませんので、誤解しないでくださいね!
所在地は必ずGoogle Mapで確認
次に私がチェックするのは「所在地」と「電話番号」です。
個人経営が多い紹介業では、所在地を自宅にしている会社も少なくありません。
もちろん、所在地が自宅でも全く問題なしです。
むしろ、自宅を公にするなんて信頼度が増しませんか? そう思うのは私だけかなぁ・・・
ですが、シェアオフィスやレンタルポストを所在地にしている会社があります。
酷い会社では、実在しない住所やネットカフェを住所にしたり・・・
所在が正しいかは、
先ほど書きました「 職業紹介事業・許可・届出事業所の検索」で確認しましょう。
ただ、厚生労働省の申請で登録した住所と、サイトやブログに記載している住所が異なっていても「特に問題無し」なのですが、心配な面もあります。
それは、登録した求職者の個人情報を厳重に管理しているかです。
紹介会社に登録すると、住所・氏名・生年月日・ヒアリングシートだけでなく、歯科衛生士免許証のコピーなども提出することになりますので、これら個人情報を「どこで管理」しているのか所在が曖昧だと心配ですよね!
これら個人情報は、届出事業所の住所で保管する義務があり、他の場所に持ち出すことは規則違反になります。
結論としては?
届出事業所の住所と異なっていても、営業の拠点として活動しているのであれば信頼しても大丈夫かなと思います。
「届出事業所の住所が本店」「サイトなど別の住所は支店」って考えればいいのか!
いずれにしても、怪しい・心配・不安な要素が「1ミリ」でもあれば、迷うことなく登録は止めましょう。
連絡先の確認
今の時代にフリーメールは当たり前ですが、あなたの「個人情報」や「給与振込」の管理をする会社です。
連絡手段が「●●@yahoo.co.jp」や「●●@gmail.com」など、使い捨てメールでは不安ですよね?
また、登録後の連絡に「個人アカウントのLINE」を指定する会社もあるみたいですが、恐らく情報は漏れまくっている可能性があります。
ホントに?それは怖いですね!
説明すると長くなるの省略しますが、一番怖いのは個人アカウントに送った画像です。
パソコンやネットに詳しい紹介会社であれば、心配ないと思いますが、連絡先が個人アカウントの場合は「疑いから入りましょう」
代表番号が携帯番号って「あり」なの?
今や弁護士の名刺を見ても、携帯番号しか載せていませんからね!
アポや訪問で忙しく、連絡手段を携帯だけにする会社は多いと思います。(特に個人は)
ただ、一人で運営している紹介会社は・・・
当然ですが、営業も訪問も面接同行も一人で対応しています。
時には会社の都合で面接が先延ばしになることもあれば、旅行などで数日不在なんて事も考えられるので、不測の事態に対応してもらえない可能性があります。
後悔しない人材紹介会社の選び方:まとめ
初めて人材紹介に登録しようと思っているけれど、会社の口コミやネットのレビューも無く、サイトやブログも見当たらないなら「登録しない」方が賢明だと思います。
ですが、大手のハノワさんまで充実した体制でなくても、アルバイトや転職を万全にサポートしてもらえる紹介会社は無数に存在しますの、歯科衛生士が集うSNSやコミュニティサイトを活用してください。
ご自身で「あり」「なし」を判断するのであれば、これまでに書きました内容を参考にしてはいかがでしょうか?
- 紹介会社のサイトやブログを探す
- 更新頻度の確認
- 有料職業紹介許可番号の確認
- 所在地の確認
- 連絡手段の確認
不安材料を一つ一つ確認することで、あなたの転職を最適にサポートしてもらえる人材紹介会社を見つけ出すことができるかも知れませんよ!
最後に、この記事内容はあくまで管理人の個人的な意見です。
すべての紹介会社に当てはまることではありませんので、判断材料の参考として読んでください。
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